住宅診断士の資格
住宅診断士（ホームインスペクター）は、民間団体である特定非営利活動法人日本ホームインスペクターズ協会（JSHI）が扱う資格です。
空き家が増え続けている日本では、今後新築を建てるよりも、中古住宅をリフォームして購入するスタイルが増えていくものと考えられています。
物体は、時間の流れと共に劣化していくことは避けられません。
劣化するということは耐久性が低下していくということであり、中古住宅を購入するということは、そのデメリットを受け入れなければなりません。
しかし、住宅診断士ができたことにより、専門的な知識がない人でも建物の診断を依頼することができるようになりました。
これは、依頼する人にとっては大きな安心感につながります。
住宅診断士は、年齢や学歴などの受験資格を有しません。
建築士免許を保有している場合は信頼感も高くなりますが、無い場合は多くの経験を積んで確実な診断実績を獲得しなければ活躍は難しいかもしれません。
住宅診断士の資格を取得して診断や調査を行う
住宅の劣化状態や欠陥を目視で確認して診断や調査を行うのが住宅診断士です。
住宅診断士の資格を取得することで中立的な立場でアドバイスを行うことができ専門家として修繕の費用や時期についても説明を行うことができるようになります。
この資格を取得するためには試験があります。
特に資格はありませんが、ホームインスペクターに興味があれば受けることが可能なのです。
試験は住宅に関わる建築の法規やガイドラインと言った内容、木造の家やマンションの構造、排水と言った水回りのこと、電気設備に関することや空調や衛生などの一般的なことが知識として必要になってきます。
他に住宅の売買や取引形態、契約といったコンプライアンスやモラルといったことも出題の範囲となります。
これら住宅診断士の資格によってあとどれくらい住宅がもつのか、いつどこを修繕してどれくらい費用が発生するのかな目視で住宅内部の様々なところを確認して診断を行うことになります。
