住宅診断士の収入
住宅の診断をする資格と言うと、不動産鑑定士が思い浮かぶ人も多いのですが、不動産鑑定士はあくまでも土地や建物の総合的な金銭的価値を判断する立場であり、住宅自身が安全に大的に住める状況であるかどうかを厳密に判定する仕事ではありません。従って、その診断により安心して生活を営むことができる住宅と判断するのは難しい面があります。
最近ではこれに変わって住宅診断士と呼ばれる資格を持つ人が増えており、住宅を購入前に診断してもらうことで住宅の機能等が正常に動作しているかどうかを知ることができるので非常に有意義な事となっています。しかし住宅診断士自身は民間資格であるため、その収入は標準と言われるものがなく、相手にどのようなメリットを与えたかによって評価される面が非常に強いのが特徴です。そのため自分が診断した住宅が実際に住む人にとってどのようなメリットを与えたかにより評価されることとなり、その収入はその実績によって変動するものとなっているのが特徴です。
専門家としての住宅診断士
住宅診断士は住宅の健康状態をチェックする専門の資格者です。住宅診断士は国家資格ではありませんが、民間資格として一定の活動が可能となっています。
主な活躍の舞台は売買が発生した時です。該当する住宅に関して、何らかの問題の有無を現地に赴いて確認するのが仕事となります。チェックは目視で行われ、雨漏りの有無や老朽の具合などを目視等で確認する作業が行われるのです。外部は屋根と外壁の劣化具合を目視し、問題があるかどうかをチェックします。屋根や外壁に問題がある場合は色が変色しているのでわかります。室内は雨漏りや水漏れの有無を確認し、さらにシロアリの被害の有無も目視で確認します。住宅診断士によりすべての部分の健全性が確認できるわけではありませんが、専門家のチェックが入らない場合と比較すると差が出ます。住宅の売買は多額のお金が動く場合もあるので、物件の状態を知っておくことは重要なのです。住宅診断士は物件の健全な取引に寄与しているのです。
